2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の歌ばかり聴く自分

ここ一週間、自分の歌ばかり聴いていて、呆れる。 Y画伯との詞画集のためとはいえ、呆れる。 自分が呆れているんだから家族はもっと呆れているに違いない。 でも止める訳にはいかない。まだまだ半分過ぎたところだ。 犠牲がストレスを生み、ストレスが犠牲を…

屋根の上のツーさん

屋根が残り少ない。 みんな屋上になってしまって、寝転べる傾斜のある屋根が減っている。 子供の頃、そこでブラボー火星人が放映されるまで過ごした。 何度も衛星や帚星も見た。 たまに、 ハーモニカも吹いた。 おかげでズボンの尻は磨耗して、透けてしまう…

ススキと金魚

なぜか玄関に枯れたススキと水槽。 水槽には巨大金魚2匹、方向転換もままならず、ほとんどじっとしている。 玄関に水物を置くと金が逃げていくというが、逃げる金もないからいいか。 でも、居心地は良いとはいえないらしく、夜中にバシャンと騒いだりする。…

会議で踊る、団結は固く結ばれたか?

ミーティングはいつもより激しいやりとり。たまにはいいか‥‥ 30執念、いや30周年だもんね、気合いも入るというものか。 しかし年令を考えないと体に悪いかも。静かな人は静かであった。 そんなことしてる時、自宅で犬はいつものように母の包丁さばきを見つめ…

西向きの窓は煙突だった

この家で煙草を吸えるのは階下のスタジオと この西向きの窓が張り付く2階の廊下ぐらいだ。 ここでよく首を出して煙草を吸っている。 今の季節、煙りは勢い良く窓から外に散ってゆく。 左手にマンション、右手に建て売りの家が並ぶ。 昼間の後ろ姿はもう見え…

夜明けが少しずつ、夜にくい込んでゆく

夜明けが少しずつ、夜にくい込んでゆく。 一番星が鴉のような黒い木の側で、輝く。 見えない海は空き地の金網越しに、寄せては返しているのか。 冷たいトタン屋根で猫がすっころんだ。ようだ。 今なら誰も起きてない、誰も見ていない、そんな場所。 居心地が…

また犬よりもながく眠る

朝5時半には散歩に出かける。数日前の雪がまだ所々で氷になった道を、乾いた肉球がみしみしと歩く。 冷たさよりも排便と排尿が彼にははるかに重要らしい。考えてみれば人間だってそーだろー、なんてふと思ったらしんしんと冷えた北風が鼻っ柱をへし折った。…

時には犬よりも速く

こんな凍りついた東京で、何か書き始めるなんて思わなかった。 でもこのままいくと仙人にでもなっちまいそうなんで、指でも動かそう。 そんな些細な動機で始めてみる。時には犬よりも速く1日を終えてみたいから。休み続けていたメトロトロンの情報も一早く…