2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

MioFou録音

美尾さんが来ると 汚いスタジオの空間が 少し締まる ぼーっと煙草なんぞ燻らして 余計なことを考えてはいられない空気が漂う ただひたすらに PCに向かって 音楽を打ち込むという感じ まあ そんな日が週に一日あってもいいじゃないか しかし そろそろ ネジを…

サイドミラーに過ぎるいつもの一日

ふと エンジンをかけてすぐには走りたくなかった 煙草を一本吸ってから 駐車場を出ることにした 別に特別な意味はない この小さな小部屋に少しじっとしていたかったんだろう そのうち 開けた窓から忍び込んでいた外気の冷たさに耐え切れなくなって キーを回…

天ぷらを兄弟で食う

築地へ行ったから 帰り天ぷらを食った ギリでランチタイムに間に合う 海老という奴が苦手なので 野菜天丼にした カラッカラの衣を着た野菜が 飯の温もりで少し湿ると 何とも言えない歯触りだ が 服を着てるんで 何という野菜かわからない わからないまま食っ…

ぐぐっ

一昨日は やはり寝てしまった 目覚めたら当日の朝だったとは 油断はないが緊張感なさすぎ 明るい窓辺で 二回ほど歌う 完璧だ とそのときは思った が るんるん気分で地下鉄に乗ったのがいけなかったか ソロでは悪オヤジグラサンはかけないのに ついつい場所に…

さあ 髪も切ったし

明日の練習である でも「愛のエプロン」を見てからにしよう 恵比寿の美容院帰りに ドーナツを買ったし もぐもぐと食いながら テレビを見て 歌詞をそろえよう って そんなことができるならいいなあ と思う ただただ 眠らないようにしなければ だね メトロトロ…

遡行

もう このどぶ川を遡るなんて 出来ないだろう 腐臭を放ちながら 細くなり 底にはイトミミズがへばりついていた 酔っぱらいや無頼者 子供までが怖がった 川はもうない この橋から数十メートルで 水は土になり 土はアスファルトになる 波もたたず メタンの泡も…

そういえば

そういえば 最近 この部屋に愛着を感じなくなった 汚いスタジオで つまらないことばかり こうして書いているからか 窓辺は殺風景で 風もそっぽを向く ベッドは主を待ち続けて 数日経つ ここんとこテレビの前の椅子で眠り そこで起きる 食事は母親がスーパー…

鍵盤が待っている

MioFouの曲作りをする といっても楽器に立ち向かうのはほとんど美尾さん ただ椅子に座って ああじゃない こうじゃない というだけ でも 曲は出来てゆく そこが不思議なところだ コーヒーを二回入れて 飯も食い だらだらと作っていたら 朝方 三時には 三曲出…

東京の北をゆく

父の転院先を訪ねて 東京の北をゆく なにしろ南に住んでいるもんだから とんと見当がつかない 1時間15分かかった 高いベッドが並び 白い部屋 機具の音が時々 壁のひび割れのように 起こる 3階建ての病院はかなり老朽化している ひとりで来ていたら きっとこ…

病院のはしご

Mさん退院 母 通院 父 病院から電話 来いと 最初の2病院は時間がかなり重なっている が なんとかした ふーふー言いながら 昼飯に焼きそばを胃に放り込み 親父のところへ行く しるこが食いたい とまた書かれた まだまだ大丈夫 欲望があるのだから 帰りに運河…

日曜日のいろんな空

日曜日にはいろんな空がある 路上生活者の上に狭く 長く輝く空は 一瞬の日溜まりを落とし 彼の瞳を開けさせる 普段は吹きすさぶ風を遮る段ボールの中から出ようとしないけれど この一瞬は土の上を舞っている 廊下の突き当たりの小さな窓から もっと小さな空…

DJ Hakubun 誕生の日

記念すべき日だ なんとDJをやっちまった といっても 誰も踊れない 誰もノレない 誰もはしゃげなかったろうね ただただ 自分が聞きたい曲を流しただけであった しかし なかなか楽しい 遊びも覚えたし 1月25日のメトロトロンひみつないと1では もうちょい巧く…

糞降る木

2年前 ガードレールにぶち当たって車を廃車にしてから 自分の車を持ったことがない というのに 同居しているMサンの車を乗り回している 彼は2年前から少し目を悪くして乗らないから 丁度良く 病人達を送迎したり 病院へ行ったり と大活躍の車になってしまっ…

MioFou 始動

ミオさんと今年の計画を練る そのうち2曲 新曲の原型ができた さい先良し で 途中H澤くんを交え 具体的に日程を決めつけた 4月 MioFou1枚目のリマスター&ボーナストラック入り発売 5月中に新譜アルバム発売 4月と6月にライブ 決めつけておかないと 日々はあ…

おみくじは引かない

川崎大師へ行く が おみくじは引かない 寺なのに去年のしめ縄を持っていった でも こころよく受け取ってもらえた さぞや 何も知らないオヤジが来たもんだ と思ったことだろう 111円の賽銭を投げ入れて 手を合わせるが 心の中で我先に 我先にと優先順位を争う…

晴れそうな朝に

晴れそうな朝に 散歩 まだ闇が あちこちにひそんでいるから 目を見開いて歩かないと 躓く どうしても背中が丸くなるので 何度も背筋を伸ばす オレは風邪をひかねえなあ と思う 頬がやけに冷たいと感じていたら 公園の水溜まりが光っていた 薄い氷がはってい…

宴の後 始末

うれしかった はいいが 後始末が大変ではある 人手があったので さくさく片付いたが ひとりになると それはそれで 始末されたな という感じ じゃあ 汚いままがいいのか いえ 最後まで始末を手伝っていただいて ありがたいことだ と感じる とにかく今 この部…

メトロトロン新年会

音楽家 文筆家 編集者 制作者 なにも肩書きを持たない ただ音楽を愛する人 27人も来てくれて うれしかった 今年は何かいいことがありそな予感がする 妖怪かるたをする 妖怪かるたをする2

ぜんざいに餅ふたつ

ぜんざいに 餅ふたつ入れて食っていたら バクが開きになっていた 正月二日の夜 明日のことも考えず 餅は喉仏を通過して 食堂を潜り込み 胃壁にぶち当たった ずっしりと重い いつになったら 腸へ行くのか ぜんざい

明けました

部屋に月が 煌々と 輝く 元旦の 夜明け前 壁の 絵を 写す 画伯の絵