直枝君曲のギターを録音する 直枝君曲のハーモニカを吹く 直枝君曲のコーラスを歌う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いくらやっても自分の曲にならないのはどうしてだ 当然です 歌も入ってないし アイデアが浮ばない しかしこんなことでいいのか よ…

こんなに切羽詰まっているというのに やっぱり海に来た 毎年 同じ海岸に座ると ほっとする ここら辺りの海水浴場は交通の便が悪いから 人が少ない 水溜まりのような 波のない海は少し温く 山からの木や草を溜めやすい １０年ぶりで泳いだら 手に長い草が絡ま…

棒になった自分が 水に浮くことは出来るが 火を消すことは出来ない いつまでも輝く太陽は 月の光を邪魔して 深く 悲しい陰をつくる 乾いた道に沿って 墓石のように老婆が立つ そろそろ夢になってくるころだろう 焦げた靴底から 海は見えない 焼けただれたコ…

切羽詰まってるというのに また書けない いや書かないのか 直枝君はどろどろ書いてるらしい 焦る しかしここで言葉を絞り出してはいけない もう枯れてんだから 日焼けで剥けた背中の皮膚みたいな カスが出るだけだ だからといって 降りてくるのを待つという…

真っ昼間 楽器を車に積み込んでいたら 汗だくになって行きたくなくなった でもスタジオは寒い と思いシャツを持っていった 何よりも今日の正解はそれである 楽器も弾かず デレクターズチェアに座っていると眠いの寒いの である なので ついに愛機ピーコを無…

橋の傍の産廃場に いつも明ける前から鳴いていた どことなく戦闘的で闘志を持って 声高らかに バクの強敵でもあった そのニワトリをとんと見ない 時には 鳴きながら車道まで跳ねて来て 威嚇する 毎回 橋を渡ろうとするたびに 緊張したのに いなくなると淋し…

３匹は夜明けの埠頭へ出かけた 流星をひとつ見た 防波堤越しに見える海は 表面がぬるぬるしている 時折 でかい魚が跳ねる それだけのことで 随分と波が広がる しかし どんなにちっぽけな海とはいえ 海である しっかりと 美しい夜明けを作ってくれる 握り飯が…

もう２４時間この部屋のこの椅子に座っている たまに寒くなって４０年前のクーラーを切るぐらいで あとはなんの変化もないから ふと電灯を消してみた 夏の午前が部屋の周りをうろついている バクもさすがに暑いらしく この部屋から出ようとしない あとどのく…

今月中に政風会のアルバム１枚作りたいのに まだ４曲のリズムしか録音していない その４曲はとってもいいのだが 方向性を決めるまでには至っていない それにオレの曲には言葉も乗っていないのだ ランラ ラン〜 とフガフガ歌っているだけときた まずい と焦燥…

久しぶりに スパゲッティナポリタンを作ろうと 随分前に買った平たい麺を鍋に入れた 何故久しぶりなのかというと ここんところずっと失敗してきたのだ しかも同じような失敗 何か味が足らないという失敗 別にハーブだのオレガノだのいれるわけはなく ただ塩…

『METROTRON RECORDS 20th anniversary "Music from AUTREY"』の情報アップしました。 Bulletin on metrotron 2007 をツンして下さい。もっと詳しく決定しましたらまたアップします。日時に変更はありませんよ。お楽しみに。

さあ と勇んでバク太を連れて 朝の町へ出た いつもの場所 公園のど真ん中でしゃがむ うん 良い硬さでもりもりだ とポケットからキッチンペーパーを取り出し 掴んだはいいが 大変なことに気づく ビニール袋を忘れたのだ 最近の公園にはゴミ箱というものがない…

きみの家のこのベースで 何を弾けばいいのか 始めはカラカラといい音を出していた ゆっくりと数十分かけて 原型は定かでなくなって そして最後は骨だけになり アイスコーヒーもうすくなった けれど 口ずさめば いろんなメロディが出てくる 水さえあればこの…

毎日のように この踏切を渡る しかし 同じ景色に出会ったことがない そんなに素早く町は変わらないはずなのに いつも違う 今日は遮断機につかまらなかった 昨日は赤い特急電車が 猛スピードで目の前を突っ走っていった タイヤをキュッと鳴らしながら渡る時 …

今日から八月 八月は８月と書くより 八月という感じ すえ広がって欲しいからでもないけれど 漢数字がよく似合う月だ しかし 朝から病院へMちゃんを連れて行く 健全なオレは最近少々時間を持て余し気味で つまらない物を撮りまくる やっと呼ばれて 一緒に診察…