楽屋の壁にもたれて

ひとり楽屋

楽屋の壁にもたれて 今日一日孤独な日であった
ブローディガンの詩集なんか持ってこなければよかった
一服するたびに女性に呼ばれる
「そろそろ音リハ カメリハ 本番です」
彼女に買って貰ったネクタイを結び直して スタジオへ行く
3回たて続けに演奏すると さすがに指が痛い
しかし どーにかかっこうをつけなければ と思う
だからすぐ楽屋の壁にもたれて 一服する
この三畳間が牢獄にならないように注意しながら



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