2007-01-01から1年間の記事一覧

Bulletin on metrotron 2008 も

つん して下さいね。

じじジミをさすりながら

じじジミをさすりながら 晦日をむかえる 昨日は父親を風呂に入れた 枯木のような足を洗いながら 泡立たない石鹸に少しいらついた 冬の寒さで眼鏡が曇り 指が見えなくなった 掃除はほとんど彼女がしてくれた 小さな机の上を片付けているうちに 全てがきれいに…

忘年会ライブ

空き時間が家に帰れるほどあった が もよおした ここでするのは忍びない と 冬空の渋谷の町へ出る が いいアイデアは浮ばず まだまだ余裕で喫煙可能な喫茶店に入る しばし考える ここで失敗した ホットコーヒーと煙草は便意を急速に誘う がぶ飲みして外へ出…

本番直前の暗記

この人は勉強熱心である 車の助手席でも 道端で待っている時でも 片時も歌詞カードと譜面を離さず じっと 予習している それを見ながら バカ話をしかけて運転するのが好きだ 何だっけ? と聞かれて めちゃくちゃを教えるのが役目 しかし 本番には強い みんな…

イヴの夜は

口をきかない父もいない 夕方になると声が大きくなる母もいない ほとんど寝ているが時折 バクとパンを食う同居人の 大工さんもいない ふたりだけの夜だった 喧噪の街なのに ここは静か バクがいないのが少し淋しいが そうもいかない やさしい 固いケーキを食…

四日目 最終日

リハ最後の日だ 明日はその後の二日間のため 完全休養 大体 休養して練習したことを忘れてしまう きっと 今回もそうだと思うけれど そこをどう楽しくやるか であるだろう 間違えるな と言っても人は間違える どんな風に面白おかしく 誤魔化すか それを見ても…

三日目

徐々に休憩が多くなってきた 明らかに疲れてはいる けれど 指は無理やり動いてしまう 自宅から近いスタジオで本当によかった 帰ってパソコンの前に座り 更新しようと思ったら 居眠りして椅子の上から 前に落ちた 膝からだったので大事にはいたらなかったが …

二日目

案外 昔の曲は覚えているもんだ と思ったが あまり言って本番で間違えるとなんなので控えましょう 中途半端に昔の曲は全く脳汁とともに排出されてしまったようだ それはゼロからの挑戦となる まったく 脳はよくできている そうやって負荷をかけて ふやけない…

最初の練習

今年初めての本格練習は ソロコーナーから アンプの匂いやら 弦の光が心をぞわぞわさせる 第一声は鈴木慶一の歌だった 転がしのモニターから 昔のような艶はないが 少し投げやりな しかし捨ててない声が聞こえてくる 次々と六人出し物の練習 というか 披露 …

そして

ツキヲミタ マンマルノデカイツキハ ヤサシク セナカヲオシテクレタ ツキミル

さっき 流れ星を見た

さっき 流れ星を見た 11日で10歳になった愛犬バクと 10歳といえば 人間で70から80歳くらいか そうは見えない じいさん犬を散歩させている人間も 11月2日でじいさんになった 歌なんか ひょいひょい歌っている場合じゃねーぞ って 流れ星は戒めに来たのか と…

オレのゆたぽん

my yutapon

練習 その壱

政風会の練習だ といっても二人きり コーヒー飲みながら スナック食いながら 弦をはじく 1曲やっては一服 なかなか進まない なんでだろう と思ったら 1曲にすごい体力を使っている 椅子の座り心地も悪い キュウキュウ鳴る 目の前の机は小さすぎて 譜面や歌…

Bulletin on metrotron 2007を

ツンして下さい media reminder など いろいろ新たな情報が‥・・・。

ドノヴァンの朝

ガレージが狭い 2年以上前ガードレールにぶつかって 廃車にした車だったら 楽々駐車できたのに 今の車は鼻先がとび出る 傍に立つ電柱からは辛うじてはみ出てはいないけど 真上の電線から鳥は糞をたれ ボンネットは油絵のようになる 朝 車内のCDを整理してい…

先を越される

ビルの中の釣れない釣堀で 火がついて 釣りに行く 本物の川魚を やっぱり釣りたいので管理釣場へ 中央道に鮮やかな白い富士 幸先はかなりいいんじゃないか とワクワクする 朝8時に到着するや否や 買ったばかりの毛ばりに糸を通そうとするが なにしろ遠視乱…

ビルの中の釣堀

こんな近くに釣堀があるとは 知らなかった しかも ビルの中に しかし糸をたらしてみても 生命体を感じない黒い水だ 泡も浮いてこないし 水面が揺れることもない 芋団子の練り餌は溶けもしないで そのまま ウキにいたっては 土に刺さったように浮いている こ…

廃棄場の夜明け

川辺の廃棄場にも 夜明けが来る 随分と遅くはなったけれど 東の空は赤くなる ここでよく鳴いていた白い鶏は 確実にいなくなった 歌で天国に送ってしまったからか 気になって最近はここを散歩道にしている が 歌を作ってからというもの 姿を見ない あのジワジ…

朝帰りの男達

この町の朝帰りの男達はみんな ぶつぶつ独り言を言っている 始発のバスを待ちながら ベンチがあるのに座りもせず 携帯電話を持っている風でもなく よれよれの上着のポケットに手を突っ込んで 冷たくなった空気に何か言うように ぶつぶつ ぶつぶつ まだ 吐く…

宙ぶらりんな思い出

夕方起きて 障子を開けたら もうザクロは腐りかけていた にもかかわらず てっぺんの枝にしがみつき げたっぴーを出しながら揺れている 早くなんとかしてあげなければ と思うが ここ二三日天気が悪い ふと 広い廊下の天井を見上げたら ランプがぶらぶら吊り下…

猥雑な町

いつも車の中から眺めるこの景色 灯りが淀んでいる この不思議なT字路には 猥雑だがどこか力がみなぎっている 淀んだ灯りの上に 突っ走る電線 またその上には 澄んだ11月の夜空がある しかし 車から降りて身を投じる勇気がない ただ きみを待つだけに ここ…

インストアライブ

こういう機会がないかぎり 日曜の新宿に足を踏み入れたりはしないだろう でっかいギターを背負ってホームを歩くのは 大変だった 何人もの人をホーム下に突き落としそうになりながらも 辿り着く この町がこんなに膨張してしまったのはいつ頃だったんだろう 10…

11月の音

夕方 コーヒーをいれていたら ドンと音がした 縁側のトタン屋根に何かが落ちた 実が割れて 重さに耐えかねて枝から落ちたザクロだ そのままザクロ首は トタンを転がり 庭の雑草に吸い込まれる 今年の11月の音は ドンから始まった なぜか昔からこの月が好きだ…

うっとなった

知らなかった 演奏者もお客さんも 昔と変わっていなかったことを いや むしろこの日の方が 両者一体となって 熱かったように思う 全演奏者は手を抜かず それを固唾をのんで見ていた人たちがいた そのことが一番うれしい これからどう転がって行くかなんてわ…

史上最強のザ・スズキと

史上最強のザ・スズキと 多分滅多にない政風会のリハ 40男と50男のいい知れぬ香が漂う この演奏 20周年用リハも今日が最後だ が やることが全部違うから 頭ん中はごチャゴちゃ ゴチャゴチャ 振れば カラカラと目のないダイスが転がり落ちて来て どこに…

政風会情報

インストアイベント決定です。アルバム購入特典も追加情報があります。詳細はここをツンとして下さい

さあ さあ リハだ

今日はカーネーションとリハ 久しぶりの大音響 耳がジンジンする 2曲だけだが 熱いぜ 後ろから ヤンベーのキックに押され ユズルのベースで 突き落とされる ずっと以前に味わった快感は まだそこにあった この落ちて行く感じの中で歌うのは気持ちがいい 彼…

さあ リハだ

今日は26日用Mio Fouのリハを 湾岸で しばらく会っていなかったが ミオさんは相変わらず 創造力に満ちて 物事をテキパキと進行してゆく ちょっと睡眠不足のFouの方は 押され気味だった でも それは毎度のことで 珍しくない 夕方になるとこっちも徐々にエンジ…

なぜか ラッコ飴

雑司ヶ谷の御会式祭りで 買ったと言う ラッコ飴をもらう もともとラッコ飴などないに決まっている のに わざわざ 飴屋のおじさんに作ってもらったらしい そんなもの 舐めて溶かして無にする訳にいかない だから 時々 形が変形していないか確かめるように ピ…

深まる秋に取材

政風会の取材のために車を走らせる と 環六の空がきれいだった 深まる秋に空は 大きなあくびを終えた後のような 満足な無を発散し 途方に暮れていた 何度となく同じ質問を繰り返されても 苦にはならない 同じ答えを用意していないから しかしそれは嘘ではな…