なぜか ラッコ飴

ラッコ飴

雑司ヶ谷の御会式祭りで 買ったと言う ラッコ飴をもらう
もともとラッコ飴などないに決まっている のに
わざわざ 飴屋のおじさんに作ってもらったらしい
そんなもの 舐めて溶かして無にする訳にいかない
だから 時々 形が変形していないか確かめるように
ピアノの上から取り 眺める が 何故 ラッコなのだ
という問いが自分から生まれないのが 不思議だ
そこの部分には触れないでおこう
いつしか どんな味なんだろう という欲求にかられ
尻尾あたりから舐めだすに決まっている



なぜか ラッコ飴