2007-12-24 イヴの夜は 口をきかない父もいない 夕方になると声が大きくなる母もいない ほとんど寝ているが時折 バクとパンを食う同居人の 大工さんもいない ふたりだけの夜だった 喧噪の街なのに ここは静か バクがいないのが少し淋しいが そうもいかない やさしい 固いケーキを食った 小さなクリスマス・イヴ