夜明けの埠頭

埠頭の日の出

3匹は夜明けの埠頭へ出かけた 流星をひとつ見た
防波堤越しに見える海は 表面がぬるぬるしている
時折 でかい魚が跳ねる それだけのことで 随分と波が広がる
しかし どんなにちっぽけな海とはいえ 海である
しっかりと 美しい夜明けを作ってくれる
握り飯が朝陽で光るなんて 幸せなことだ
思う暇なく 蝉が鳴き出したので 退散することにした



埠頭の夜明け