野獣の如く

毎月月初めにフィラリアの薬を与えるのに 忘れていた
9日遅れの薬を晩飯に割って混ぜ込む
今はもういない母犬ハドソンは いくらわからないようにしても
ペッペッと器の外に薬を吐いていたのに
バク太は野獣の如く薬入りフードをぺろっと食ってしまう
ジッとそばで監視していても 我食事の時間何も関せず といった案配
12月で10年この子といっしょにいるんだなあ なんて感慨は
まず持ち合わせていないんだろう な
しかし多分 そんな感慨をバク太の瞳から見て取れるようになったら
要注意なのかもしれない




野獣の如く



野獣の如し