夜明けが少しずつ、夜にくい込んでゆく。 一番星が鴉のような黒い木の側で、輝く。 見えない海は空き地の金網越しに、寄せては返しているのか。 冷たいトタン屋根で猫がすっころんだ。ようだ。 今なら誰も起きてない、誰も見ていない、そんな場所。 居心地が…
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