銀座の灰皿は吸い殻の山。 首都高速の振動に揺れて今にも崩れそうだ。 父を置いて、某禁煙場所から喫煙場所を求めて、ふらふらと何分歩いたろうか。 寒いのに陽射しだけは強く、町は眩しい発光体であった。 何人か道に寝る人を飛び越えて、やっと見つけた。 …
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。