一間もない ドア二枚分の入り口を開けると 初老の男と少し若い白衣の女性が 薬棚を要領悪く整理していた 客は母親と二人だけなのに やけに狭く感じる 院外処方箋を渡して 汚い椅子に座ると どうも落ち着かない 視界の片隅で なにやら 音もなくふにゃふにゃ動…
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