2006-05-24 釣りへゆく 久々に 釣りへゆく いつものように ちっこいのを三匹 午前中の紫外線が嘘みたいに弱まって 午後は雷に大雨 早々と帰ってきてしまった ロッドは避雷針のようなもの 足の裏に穴が開くところだった でも そうなっても怪人のように突っ立って 死んでゆくんだろうな いや 死んでゆくのもいいかな なんて 一瞬思った ひとり東屋で雨を見ていたら 眠ってしまった 夢をみたような気がする 覚えられない夢は またいつかみる 新緑の匂いが雨に濡れて 胸の隙間にしみ込んでくる 「29年生まれのしょうもない二人」