こうして並べてみると

鉛筆削り

こうして並べてみると 
眼鏡ケースもバカにできない
知らないうちに増えてゆく 塵と違って
待ち望んでそこに在るところが 可愛い
年に一度 夏の海でしか使われなくても
やたら最近引っ張り出されているものでも
光沢は 同じだ


ピアノの上の鉛筆削りも 早く譜面でも書け と
待ち望んでいるようだ



眼鏡ケース