デイドリーム イン デイルーム

もうすでに 頭の中に 領域を区別化する細胞はない
何もかもが混沌として 流れるままに身体に命令を下している

同居人のMさんの介護認定調査の立ち会いで 病院へ行く
もう冬の陽が差すデイルームで三人 静かに話す

全ての質問が三度目くらいか
自分の時は先に答えてあげよう

ふと ぼんやり机の上を見たら 気分が白くなった
今はどんな領域にいるんだ 音楽でないことは確かだが
それ以上はわからない
突き詰めてもしょうがないことをしようとしている