2007-01-30 サイドミラーに過ぎるいつもの一日 ふと エンジンをかけてすぐには走りたくなかった 煙草を一本吸ってから 駐車場を出ることにした 別に特別な意味はない この小さな小部屋に少しじっとしていたかったんだろう そのうち 開けた窓から忍び込んでいた外気の冷たさに耐え切れなくなって キーを回して アクセルを踏み 家路についた サイドミラーにいつもの一日が過ぎる ありきたりの風景 その空は魅力を発散しない そして そう感じると ハンドルを握る手も粗忽になる タイヤが空回りして マンホールの上を滑った サイドミラーに過ぎるいつもの一日