白い昼

白い昼

白い昼に 2葉の葉が 辛うじて 緑だ
この沿線の酸素は少なかろうに 無邪気に揺れる
風をしなやかに受け 陽は死んでもかまわないほど浴びる
ここに引っ付いてるのも 偶然だろうが
ここに車を止めたのは もっと偶然だ
Mちゃんの前のマンションで 彼を待つこと15分
白い昼が箱庭のような町を被っている


2葉