果てしなく 通う

曇った道

果てしなく通う場所 病院
同居している大工さんを連れて 行く
明後日から入院が決まる 主治医はこっちの顔しか見ないで話すし
手続きの書類やらもみんな抱え込んで 持ち帰る
杖を突きながらそっと天を仰ぐ姿は 絵にならない
そういえば彼は去年 4回も入退院を繰り返していた
そろそろしっかり治癒させないと いけない
中庭で煙草を吸おうと思ったら ここも禁煙だった
バクだけ通院していない事実に ちょっと安心する



曇った中庭