天井が高すぎるんだ

とどかぬ天井

天井が高すぎるんだ。
冬の陽射しが眩しすぎる。
急変する事実に、思いがまとまらないで、天井に散ってゆく。
まとめる必要はないと言われればそれまでだが、腕を組んで見上げるしかないのか。
多分、ないんだろうね。
現実と競走することなどなかったのに、どうも挑まれている気がしてならない。
それも左右前後、東西南北、どこにも逃げられない状況のようだ。
どぶにはまって死んだふりをしようか。無理矢理引きずり起こされるのがオチか。
こうして追い込んでいけば、自分はひとつの宇宙になれるはずだが、
それにしては天井が高すぎて、とどきそうにない。
午後5時に眠り 午後11時に起きた。