「シがヒにシがヒずむ」

パンティストッキングマイク

親父の声を録る。
小松左京の小説「流れる女」の朗読を録る。
昨日からいっぱしのエンジニアである。
このクソ忙しい時に、しかし、親父には時間がない。
10分もしゃべっているうちに、声が嗄れて、痰がからむ。
「し」が「ひ」になり、「ひ」が「し」になる。
「シがヒにシがヒずむ」
「東に陽が沈む」
なのに無駄口が多いのはさすがだ。
段々と昂揚し、役者魂炸裂し、朗読でなくなるのがおかしい。
自ら疲れ果て、夕方自分の部屋へ散っていった。
夜は事務所へ車とばした。昨日の続き。。。。
くじらさんが昨日置き忘れたくるみパンをかじりながら
事務所に入ったら、女性が多かった。
N社長に睨まれたような気がしたから、パンを飲み込む。
LIVE CDの確認をしながら、15日〆きりのデモをつくってねえなあ、と
半ば諦めながら、パンの続きを食べた。