空地はいまも月と語る

心の空地

いつまで空地でいるのか、
できれば死ぬまで空地であって欲しい場所
この一区画に季節の風が通り過ぎるたびに
老いる魂の所在を実感し、自分の中の小さな箱庭が
欲しているものを知る。
この空地に足を踏み入れたことはない。
靴底で語られる物語があまりにも膨大であり過ぎるから。
空地はいまも月と語る。何年も何年も、、、。