2006-03-21 昨日の工場が忘れられない 昨日の工場が忘れられない 青梅線の終着駅、奥多摩のすぐ裏に 巨大な工場 つぎはぎだらけの外観 人気の無さ 継続するうなり 何を製造しているのかなんて 全く興味ない ただ 川沿いに剥き出したその面構えが 夢の入り口のようだ 少し離れた吊り橋から見ると 煙りを吐いているのがわかる 春の晴れた夕空は そんな白い煙りを あっという間に消してしまうから ますます時間は止まって この景色に違和感を与える が 網膜に焼き付いて 離れなくなることも確かだ きっとまた ここへ来る そんな予感を 確信した